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第13話「真摯」



楽しい事やつらい事
それはいつでも現実だ
死ぬまで真摯でいられるか?

状況説明

ついに開始された電流鉄骨渡り…
だが、死の恐怖に耐えられず、落下者が続出!
カイジは利根川に、
切れっ……! 電流をっ…!
金はいらないっ……!!
中止だっ 中止っ……!
切ってくれっ………電流をっ…!
と叫ぶが…



ずれた命乞いだ……

ギブアップ……?
真剣勝負にそんなものあるか…
プロレスじゃあるまいし……
バカどもが……

まったくこいつら……
とことん腐っている……

わしのように生きるか死ぬかの修羅場を潜ってきた人間からすると
奴らの精神はまるで病人……
並の治療では……救われぬほど心性が病んでいる

その病気とはつまり……

どんな事態だろうと
とことん真剣になれぬという病だ…




いつだって……
許されると思っている……
借金を踏み倒そうと……
あるいは……
極論……人を殺した……
としても……
自分は悪くない
自分は許される
なぜなら……
今 起こったこの事態はあくまで「仮」で…
本当のオレのあずかり知らぬこと…
そう考えるからだ…

嘘じゃない……

その証拠に今回
これほど明々白々赤裸々に…
命懸けの勝負
敗北は死と伝えているのに…
連中はそれを自分の都合で勝手にねじ曲げる……
気が変わればリセットできるくらいの勝負に自分で作り変えてしまうんだ…
真剣でないのだ……!
奴らにとってこの絶体絶命の橋ですら
真剣になれぬ戯言……
言うなら架空の勝負……
本物ではない……
だから電流を切れだの……
ギブアップだのと口走る……
都合が悪くなればおりるのだ…

根っこが腐っているとしか言いようがない
通常奴らは… 生涯その「仮」から目覚めない……!

愚鈍に……寝たいだけ寝て……不機嫌に起き出し……
半ば眠っているような意識で日々を繰り返す
退屈を忌み嫌いながら
その根本原因病理にはほおかむり
少し熱心になる瞬間といったら
ケチな博打や
どーでもいい女ほ追いかけまわす時くらい……

なぜそんなくそ面白くない気分で……
この人生の貴重な1日1日を塗り潰せるか……というと……

いつもどんな時も現実は奴等にとって「仮」だからだ
つまり偽物…現実(こんなもの)が…
自分の本当のはずがない……

奴等はそう思いたいんだ……
ゆえに…30になろうと40になろうと奴等は言い続ける……
自分の人生の本番はまだ先なんだと……
「本当のオレ」を使ってないから今はこの程度なのだと……
そう飽きず言い続け…結局は…
老い…
死ぬっ……!

その間際いやでも気が付くだろう…
今まで生きてきたすべてが
丸ごと「本物」だったことを…!

人は…仮になど生きていないし仮に死ぬこともできぬ
当然だ…
問題は……
その当然に気がついているかどうか……
真に覚醒してるかどうかだっ……!
それがこの世で成功するか否かの最初の別れ道

しかし……奴等はそれをしょっぱなから勘違いしてるから
能力以前にダメなのだ……
そう考えればこの橋は荒療治だが
奴等が生れ変わるいい契機かもしれぬ
この修羅……死と相対した本当の「生」を突破できれば……
目覚めるかも……
頭の霧が晴れる……!


「再生」の扉が開くっ…!!」


今回でカイジ第7巻がようやく終わります。
利根川語録第7話〜13話までを担ってきたのですが、
私個人としては、今回の話が一番ズシリときています。
こうやって、利根川語録を作っている時間も、
決して「仮」ではないのですから…。
どんなにバカな事をしても、
それらは全て事実・現実・真実であると…。
いつ死ぬかわからない、賞味期限不明であるからこそ、
自分の時間というのは、真摯に受けとめ続けないと…ね。



実は今回、JavaScript&フレーム分けで
ご覧いただこうと思ったのですが、
JavaScriptはできても、フレーム分けしたら、
勝手に広告バナーが表示されてしまうため、
画面構成・動作がうまくいかず断念しました。

けど、せっかく作ったんでダウンロードして
オフライン上でお楽しみください。

利根川語録第13話「真摯」ダウンロード




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