第12話「幕開」

人は…
生まれながら心中に、
怪物を飼っている。
普段は心の深部
奥の奥
最奥の部屋に
鍵を掛け閉じ込め
閉じ込めることによって…
忘れようとしている。
しかし……
それは確かにいるのだ……!
耳を澄ませば
その部屋の内側から怪物が叩く
ノックの音が聞こえてくる
いつも…
いつも…
いつも…
しかし…
その敵はあまりに強大……
難攻不落
不死身の怪物なので………
人は見て見ぬフリ
聞こえて聞こえぬフリをし続ける
その鬼が
もうすぐこの時代を襲う……!
怪物を閉じ込めていた頑丈なドアも
今や風前の灯火
魔物の怪力によって
こじ開けられるのは時間の問題だ
誰もその正体をしかと見たことのない……
顔のない怪物の侵入……!

その「鬼」の名は…?
それは自分の身の回りから考えて、
あてはめてみてください。
